2006-01-01から1年間の記事一覧

堀北真希論 下(終) - 優等生美少女女優としての「堀北真希」〜メディアの映し出す「理想の女子生徒」としての堀北真希〜

ブラウン管の向こう側に映る芸能人は、 時に視聴者である私たちにとって憧れの存在となります。 自分から一方的に他者を承認したり、他者から一方的に自分を承認されたりという 「非対称」な人間関係においては、そのコミュニケーションから 私たちは憧れの…

琵琶湖環状線について

詳細を書く時間がないので、引き続いて、写真の説明だけでということで失礼。 今度は今年の11月上旬に乗ってきた様子。 北陸本線・湖西線の敦賀までの直流化工事が完了して、 新快速も福井県は敦賀まで延伸することとなったわけです。 写真は、その新快速…

福井鉄道について

今年の10月に乗ってきた様子。 先日導入された旧名鉄車両(写真では右側)の路面電車が異様に揺れたこと、 「路面電車化」の割には駅間距離が長くてもったいない感じがしたこと、 そんな印象が残ってます。 あんまり説明しやすい写真ではないのですが、 武…

「鉄板少女アカネ」の堀北真希について その1

今クールのドラマは、なかなか良作が多いと思って、 まず、「14才の母」に始まり、 「のだめカンタービレ」、「Dr.コトーの診療所・2006」、 「セーラー服と機関銃」、 それから視聴率こそ裏番組のせいで低迷する「嫌われ松子の一生」など。 あと、「役…

「障がい」などの社会的レッテルについて

昨日、今日と、教職課程必修介護等実習で某養護学校に行ってまいりました。 その養護学校が主に扱う生徒は、知的障がいを背負う子どもです。 一般的に養護学校の生徒のイメージで言うと、 非常に重度で、どうしても「普通の」学校に行くことができない、 そ…

「14才の母」について その1

「14才の母」は衝撃的でした。 まぁ衝撃的というか、衝撃的で終わらせてはならないところに このドラマの特徴が見出せそうなので、 それについてちょっと述べておこうと思います。 ドラマの村瀬プロデューサーによれば、 金八第一シリーズのように年齢設定を…

マニュアル依存的態度について

これから接客についての話をまず始めていくわけですが、 そこでどこかの店に何か文句を言い出すのかというとそうでもない。 まぁ、文句は文句かもしれませんが、これは根本的な問題点についてです。 最近ますます腹が立ってきているのは、 「会員カードはお…

門出の言葉について

サークルの後輩が、突然W大学への編入が決まったと言うので、 急だが門出の言葉を考えなくてはならなくなった。 門出と言えば、毎年僕は後輩や浪人した同輩が初春に大学入学を決めたとき 送っているものなので、不慣れと言うわけでもない。 しかし、いつも…

日本の鉄道でこそ味わえる旅情

日本に帰ってきて早一週間経ちますが、 イギリスでの数々の経験は今でも新鮮です。 イギリスでの話を今回でとりあえずしめくくるとして、 最後の話題を何にしようかと考えたとき、 ゼミの話も絡めて、鉄道の話にすることにしました。 まずとりあえずゼミにつ…

日本の大衆飲酒文化の欠陥

日本人にとって、欧米人は「酒好き」であるというイメージがあるわけですが、 それは一面で正しくて、一面で間違っています。 とりあえずイギリス人を例に考えてみます。 正しい一面というのは、 イギリス人はお酒を「量的にも」「質的にも」ものすごく飲む…

日本人と英語について

「日本について」としたらまた漠然としたテーマですが、 今回大したことを述べることは出来ません。 ただ、なんとなく感じたことだけ、とりあえず記録しておこうと思います。 日本人にとって「日本」とは、 まぁ強い国であり、先進国であり、などといったイ…

テロについて

まぁテロについてといっても そんなに語れるほど知識はないですが、 とりあえず、テロについてどう思われているか、 ということについて考えて見ます。 テロについて、 国際的に特に話題となったのは 9.11以降であると考えることができます。 アメリカで起き…

食育について

まぁ食育についてと言っても、食育に関する知識はほとんどないんですが、 食育の原点の問題、すなわち食をどう考えるか、ということが今回のテーマです。 食について、日本人は何気なく過ごしています。 よくあるイメージで言えば、ごはんと味噌汁と、何か主…

集団主義と個人主義について

よく日本人は「個」が確立されてない、と言われます。 まぁ、そこで「個」とは何だ、「集団」とは何だ、 といわれると、その答えは非常に難しいのですが。 とりあえず、その「個」を「集団」のなかにあっても 自分自身で理性的に考える力を持つこと、としま…

都市の内外と愛郷心について

都市について、よく欧州の市壁都市の市民は 愛郷心が高いといいます。 それは日本の市民とは違って、 欧州の市民が、自分の都市の歴史観だとか、 伝統・文化などを非常に重んじるからだということもできます。英国・ヨークの都市も市壁都市です。 コンスタン…

グローバリゼーションの光と影について

昨日から大学のプログラムで英国ヨークにきています。 これから語学や文化の勉強で、 いろいろヨーク大学にはお世話になることになるのですが、 これが驚いた。 大学の中で何でもそろうんですよね。 強いて手に入らないとしたら、箸くらいで、 ネットもこう…

「幸せ」を求める結果、起こること

「クロサギ」は詐欺社会について描いた作品ですが、 同時に、人間の本質についても突いている気がします。 この1ヶ月このブログを更新しないで、 ずっとこの作品を、ドラマ・マンガ両面から研究してきたのですが、 本当に、これがおもしろい。 切り口はいろ…

堀北真希論 中 - 「堀北真希=文化系美少女」説について

私は読んでいなかったので内容まで言及できませんし、 文化系女子についての知識が希薄なので論拠がいまいち曖昧なのですが、 ダヴィンチ4月号で文化系女子について特集がされたらしいですね。 記事の中で、堀北真希が文化系女子の典型として取り上げられて…

日本”初”の新規LRT、富山ライトレール試乗記

最近、公共交通について再考され始めていますが、 特に路面電車の重要性について見直されていることは、 皆さん、ご存知でしょうか。 路面電車と言っても、従来のチンチン電車ではなくて、 LRT(新型路面電車)です。 路面電車導入のメリットというのはいろ…

堀北真希論 上 - 堀北真希の「光」と「影」

堀北真希が、最近アツい。 88年生まれの17歳、デビュー3年目の彼女が 昨年来、「逆境ナイン」「野ブタ。をプロデュース」 「ALWAYS 三丁目の夕日」など立て続けに活躍、注目を浴びると、 今年に入っても「クロサギ」「着信アリFINAL」で活躍するなど 勢いが…

「島宇宙」としての「コミュニティ」

「足あと」、「マイミク」、「日記」とくれば、 次は「コミュニティ」についてです。コミュニティと聞くと連想されるのは、 社会とか、仲間とか、そういった単語ですが、 このミクシの「コミュニティ」は少し様子が違う。社会学で言えば、コミュニティについ…

ネタとしての「日記」、ネタの連鎖としてのレス

2回前にブログとミクシの比較をしました。 そのときの私の見解では、 ミクシには「足あと」があるが、 ブログにはそれがない、ということでした。さて、私たちは、ブログであれ、ミクシであれ、 なぜ「日記」を書くのでしょうか? 日記と言えば、いわゆるノ…

「足あと」と匿名性について

ブログとSNSは、いまや私たちにとってなくてはならない コンテンツとなりました。 しかし、ブログとSNSはなかなか並行して 続けることが難しいのではないでしょうか? 少なくとも私は思います。 そして、ブログ派とSNS派と、 二手に分かれるのではないか、と…

1/24の使い方の自由について

今回は少し気楽に。 大学というところには長期休みが2回ありますが、 そのそれぞれがだいたい2ヶ月間ずつあります。 長期休みをどう過ごすか、 そんなことを考えるなんて、 どの大学生でも経験あることに違いません。 いつかは夏休みは気ままに海辺で本で…

薬物汚染の背後にある話

昨日、京都に「夜回り先生」水谷修先生の講演があって 聴きに行ってきました。 実は、水谷先生の講演を聴くのは初めてではなくて、 一昨年、立命館の衣笠にやってきた時に行っています。 (昨年、同志社にも来られましたが、その時は用事があって行けず… で…

「終わりなき日常」で生きられるか

「終わりなき日常」とは、宮台真司の言葉です。 ちょうどオウム事件が騒がれていたとき出版された、 宮台真司の『終わりなき日常を生きろ』という本に出てきます。ちなみに、よく宮台の言説に対して「感動した」などの声を聞きますが、 宮台の理論的根拠であ…

WBCを「楽しむ」理由

巷ではWBCで盛り上がってますね。 でも私は日本が勝って欲しいとは特に思いません。 私は「勝つこと」よりも、 野球を「楽しむこと」を重視するからです。 私は野球観戦が好きです。 好きになったのは幼稚園の頃からで、 もう観戦歴は10年以上になります。…

「バレンタインデー化社会」への危惧

バレインタインデーが明日らしいですけど、 私は別にどうでもいいです、知りません。しらけています。それより、バレインタインデーの意義って何でしょうか。 そもそも、キリスト教文化下のどこかでは、 性別問わず、互いにチョコレートをあげる行事だったは…

他者という、なくなって初めてその価値に気づく存在

ホリエモンが逮捕されてからしばらく経ちました。 朝や夕方のワイドショーを見ていると 未だにホリエモンのことをやっていて、 この事件の衝撃と言うものがいかに大きかったかを 垣間見ることができると思います。堀江については、 逮捕前は、ヒルズ族の成功…

文化的再生産とホリエモン

いまさっき教育社会学の試験勉強をしていましたが、 その中で文化的差異生産の話が出てきたので、 ちょうどホリエモンショックも起きていることですし、 かるく触れておきたいと思います。文化的再生産とは、社会化などの過程において、 子どもが親などから…