その他

縁というもの

人との出会いというものには「縁」というものがつきものある。 この縁について、研究室の仲間の間で議論をしていたのだが、 どうも、社会学的な発想からは理解しがたい。 例えば社会学にもネットワーク論やら、社会関係資本論やら、ハビトゥスやら、 縁につ…

ムスリムに学ぶ。酒の場を楽しめるのは、何のおかげか

バングラデシュから帰ってきて、1ヶ月が経つ。 にもかかわらず、現地で調子が悪くなった胃腸が 未だに言うことを聞いてくれない。 医者は感染症ではないのだと言う。 けれども、症状がはっきりせず、 薬を飲んでも完璧に回復しない中で、 本当に、体力的に疲…

洞察力について―『ラスト・フレンズ』を楽しむための、一つの見方

「友だち地獄」 友だち地獄 (ちくま新書)作者: 土井隆義出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/03/06メディア: 新書購入: 13人 クリック: 338回この商品を含むブログ (106件) を見る最近出版された新書に『友だち地獄』というのがあって、 これが面白い。 …

「知る」行為はエロティックで、そしてそれは「生きる」上での力である

パワーと欲望 先日、ある友人と話をしていて、 その友人は、「私は好意をもった(もたれた)人がいると とことんその人のことを知りたくなる」と話した。 だが、そこで疑問となったのは、 果たして好意をもたれれば誰であれ、 その人のことを知りたくなるの…

人に「尽くす」ということ

「「尽くす」ことは素晴らしい」という言説への疑念 ここ数日、ある後輩と話をしていて感じることとは、 「尽くす」ことの難しさである。 これは、「尽くす」ことに日常的にかかわっている人なら 当たり前のように思うことであろう。 「尽くす」とは、対象は…

「他者の他者」とはどういうことだったのか

大森美香論は実は散々だらだらと書いて未完なのだが、 とりあえずそれは置いておくとして。 ふとひらめいたことが、どうしても書き記しておきたかったことなので、 こちらを優先する。 じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書)作者: 鷲田清一出版社/メー…

門出の言葉について

サークルの後輩が、突然W大学への編入が決まったと言うので、 急だが門出の言葉を考えなくてはならなくなった。 門出と言えば、毎年僕は後輩や浪人した同輩が初春に大学入学を決めたとき 送っているものなので、不慣れと言うわけでもない。 しかし、いつも…