自分を高めるということ

師走はその名のとおりなぜか毎年忙しい月です。
今年もレポートの山に年末年始のバイトだけで
年末はクリスマス気分でもお正月気分でもありません。

さて、師走は同時に年末ということで
この一年の総決算の時期でもあります。
(これからしばらくそのようなネタが続くかもしれません。)

この一年を振り返ってみたとき、
何よりも言えることは、
これまでの20年間の中で類を見ないほど
自分が成長できた年だったということでしょう。

私はこれまでも
今の私にとって「成長する」ということが
非常に重要な意味合いを持つということを記してきました。
そして、その「成長」には
「日常」の問い直しと同時に、
「まだ見ぬ壁」との対峙が必要である、と述べました。
それは一言で言えば、
積極的に自分の知らないもの、人と出会うよう努力したり、
あるいは、日常の中で知らないもの、人と出会ったら
その機会を大事にしよう、ということであるでしょう。

その意味で今年一年の私は非常に充実した一年でした。
バイト、サークル、勉強、ボランティアなどの中でも、
楽しかったこともあれば、
同時に非常に苦しい思いをしたことも何度もありました。
しかし、それらから決して逃れようとせず立ち向かい、
全てから乗り越えてくることができたのです。

その自信は、これまでの私にとって
もはや類を見ない価値を持つものとなりました。
何に対しても積極的な姿勢を持つことができた、
これまで以上に多様な価値観を育めた、
苦しいことから逃れようとしなくなった、
客観的な立場で自分を見つめることができるようになった、
その他、さまざまに自分自身にとって実になるものでした。

このような一年間を得ることができたのも、
今の自分に満足せず、より高い自分を得よう
という意思を持ったからだと思います。

ぬるま湯につかって楽をしたいという思いは
誰しも持っていることです。
しかし、それではそれ以上の成長は見込めない。
より高い自分を目指したければ、
その邪魔になるぬるま湯からは這い上がり、
より厳しい立場に自分を置かなければならないのです。
そして、その間、
確かに苦しい思いも、寂しい思いも経験しなければならない。
しかし、それも自分を高めるためという希望があってこそ。
ある程度は、細かいことも気にせず、手段も選ばず、
目的に向かって邁進しようとすることで、
結果として、高いレベルに自分を持っていければいいのです。

確固たる自分でいるために。
今年はいわば初めてそれに取り組めた一年だったかもしれません。
しかし、これに満足してばかりいられません。
この恒久的な課題に臨むべく、
常に自分を厳しい立場に立たせ、
より高いレベルの自分を求め、
より一層の努力を続け、自分を高めていきたいところです。自分を高めるということ